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シンガポール旅行記(4)-カトン地区

 この日は早起きしてカトン地区に行きました。カトンは、中心部から少し離れていてMRTの駅もなく、タクシーを使うことにしました。前に書いたように、シンガポールはタクシー代金も安いので、気軽に使うことができます。
 カトンについたので、朝食ということで、シンガポールのソウルフードと言われる「カヤトースト」を食べました。
 ココナッツミルクを原料とする甘いカヤジャムとバターをパンに塗り、それを温泉卵に醤油を垂らしたものにつけながら食べます。甘いカヤジャムと醤油のしょっぱさが絶妙にマッチして癖になりそうな味です。ただ、カヤジャムは割と油濃いので私はバターはいらないと思うのですが、本場ではバターは必須です。 

これにあわせるのがコピという、コンデンスミルクたっぷりの甘くて濃いコーヒーです。

 さて、お腹もいっぱいになったので、町を散策します。
 カトンは、植民地時代のバンガローやカラフルなプラナカンハウスなど、過去の遺産である建物が並ぶ、プラナカン文化が色濃く残っている地区です。
 特にプラナカンハウスと呼ばれる建築物は、明るいパステルカラーと美しい装飾を特徴とします。プラナカンハウスには、一階が店舗または事務所で二階が住宅になっているショップハウスと、純粋に住宅として使用するテラスハウスがあります。
 テラスハウスとして特に有名なのが、クーン・セン・ロードにあるプラナカンハウスで、雑誌で見たことがある人もいると思います。ここは実際に人が住んでいるので中を見ることはできませんが、通りには観光客がいて、あちこちの家の前で記念写真を撮っていました。

 住宅街から商業地区に戻りました。ここで見られるプラナカンハウスは、ショップハウスです。近代的な建物もありますが、このような昔からの建物もたくさん残っていて、メンテナンスも行き届いています。

 商店街の歩道は、他の地区と同じように狭いのですが、綺麗に飾り付けされています。

 ここでも、あちこちの建物の壁に壁画が描かれていました。また、看板やショーウィンドが面白くて、ウィンドショッピングだけでも楽しくなります。お土産屋さんの中も面白いですよ。

 プラナカンハウスはパステルカラーだけでなく、真っ赤に塗られたものもありました。
 また、レースのような装飾のあるハウスもあり、見ていて全く飽きがきません。

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