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シンガポール旅行記(1)-オーチャード通りとタンジョン・パガー

 シンガポールには甥夫婦が移住していて、前から「遊びに来てよ」と言ってくれていました。コロナも終息に向かう気配が漂いだした今年に入って、妹と姪が「行こうか」と計画を立て、ついにゴールデンウィークに行くことになりました。
 利用した飛行機はスクートという格安航空会社で、出発は2時間ほど遅れましたが、何のトラブルもなくチャンギ国際空港に6時間ほどで到着しました。心配していた座席も、それほど固くも狭くもありませんでした。空港からホテルまでは、夜中ということもあり、タクシーを利用しました。シンガポールでのタクシーの利用は、配車アプリを使うのが便利です。アプリでピックアップポイントと目的地を入力すると、すぐに迎えに来てくれます。料金も初乗り(1km)が250円~410円、後はメーター制で日本より格安で利用できます。

  • スクート機内

  • チャンギ国際空港

オーチャード通り
 オーチャード通りは、ホテル、百貨店、ショッピングモールなどがある、シンガポールの商業の中心地です。高級なブティックからローカルブランド、ディスカウントショップまであり、観光客だけでなく、地元の人も買い物にやって来るそうです。ユニークな形をしたビルも多く、通りを歩いても飽きません。MRT(地下鉄)オーチャード駅付近には、最近建てられたと思われる商業施設がそそり建っていました。

  • アイオン・オーチャード・ショッピングモール

    ウィーロック・プレイス・ショッピングモール

    伊勢丹

    道路脇に立つ彫刻。

    セブンーイレブン、あちこちで見かけました。

  • 老舗の百貨店、タングス(Tangs)

    高島屋

    低層の建物もあり、緑がとても多い印象です。

    左と対の彫刻。両方とも結構大きい(高さ3mくらい)です。

    お店で買うときのやり取りはとても簡単です。
    お店の人”Member?” 客”No.”(会員だったらディスカウントされるけど、旅行客はたぶん当てはまらない。)聞かれない場合もある。
    お店の人”Bag?”客”No” or ”Yes”(日本と同じ。レジ袋はお金がいる)
    もしデビットカードを使いたい時は、”Pay wave”と言う。クレジットも可能。旅行中、お金を使ったことは1度もありませんでした。

 オーチャード駅からタンジョン・パガーまで地下鉄を利用しました。シンガポールの地下鉄は、「MRT」(「Mass Rapid Transit(大量高速交通機関)」の略)と言います。シンガポールでは、地下鉄もクレジットカードや銀行のデビットカードのタッチ機能を使って乗車することができます。運賃は80~200円くらいと日本と比べ安くて、本数も5~7分おきに来るので、待たされた感はありません。ただ、駅構内および車内は飲食禁止で、見つかると罰金(500シンガポールドル、5万円!)が科せられます。つい、ペットボトルの水やお茶を飲んでしまいがちですが、お気をつけて。

タンジョン・パガー
 タンジョン・パガーは、オフィス街(金融街)と住宅街が融合した地域で、生活に必要なスーパーや小売店、それにレストランやカフェ、ホーカーも充実しています。日系のお店も多く、日本人も多く住んでいるそうです。チャイナタウンにも、またハーバーフロントにも近く(どちらも徒歩圏内)、観光的にも好立地です。駅の周りをうろうろしてみました。

  • タンジョン・パガー駅の駅前広場

    駅前広場と反対側

    駅前から見えたホテル

    ピック・シース通りの歴史的ショップハウス

  • コロナ前は各種イベントで賑わっていました。

    駅と直結のグオコ(GUOCO)タワー

    駅前から見える景色

    高層ビルがいっぱい

    壁画が素敵

 さてここから歩いて、チャイナタウンまで行きます。途中、プラナカンハウスや、マックスウェル・チャンバーズ・スーツ、HDB住宅、人力車ステーションなどを見ながら歩きました。
 プラナカンというのは、現地人(シンガポール)とよその国(たとえば中国)からやって来た人との間で生まれた子孫のことです。彼らは、シンガポール、中国、そして昔この地を統治していたヨーロッパの文化を融合した独自の文化、プラナカン文化を創り出しました。プラナカンハウスというのは、そんなプラナカンが作り出した建築物で、鮮やかなパステルカラーが特徴です。
 HDB住宅とは、シンガポール政府か建設する、シンガポール人を対象とした公共住宅です。プラナカンハウスの後ろに写っている高層ビルもHDBです。シンガポール人は政府の手助けで、快適な住宅を安価で手に入れることができるそうです。
 大きなホテルだなと思ったら、マックスウェル・チャンバーズ・スーツ政府機関の建物でした。
 人力車ステーションは、昔人力車が集まる場所だったそうですが、今はおしゃれなカフェやショップが入っています。
 マックスウェル・フードセンターは、シンガポールでも指折りのホーカーズ(ホーカーセンター)です。シンガポールは昔から屋台(ホーカー)が有名でしたが、衛生上の問題がありました。そこで政府は屋台を一つの施設に集めて衛生上の問題を解決したそうです。  

  • プラナカンハウス

    マックスウェル・チャンバーズ

    人力車ステーション

    マックスウェル・フードセンター

  • プラナカンハウスと後ろの高層はHDB

    高層ビルも

    近寄ってみると、

    チャイナタウンに着きました。

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