福をもたらしてくれる神様として、七福神-恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天-があります。これらの福神はそれぞれ、ヒンズー教、仏教、道教、神道などいろいろな背景を持っていて、七福神は、これらインド、中国、日本に伝わる信仰対象を「竹林に七賢」にならって組み合わせた、日本独特の民間信仰です。
今回は、宝塚沿線にある7つの寺社を訪ねてみました。宝塚沿線の七福神は「西国七福神」と言います。
では、まず「清荒神清澄寺」から。
清荒神は人々から荒神さんとして親しまれ、かまどの神様(三宝荒神様)が祀られています。ここには「布袋尊」(ほていそん)が祀られています。布袋尊は実在されたとされる中国の僧侶で、大きな袋(堪忍袋)を背負った太鼓腹の姿をしています。家庭円満、家運繁栄をかなえてくれる神様です。
布袋尊 御朱印
最寄り駅は阪急宝塚線「清荒神駅」。駅から少し歩きますが、参道の両側に新旧のお店が並んでいて、楽しく歩けます。
次は、「中山寺」です。
安産祈願で有名なお寺ですが、「寿老人」(じゅろうじん)(中山寺では寿老神)が祀られています。寿老人は道教の神仙で、長い髭をたくわえ、杖を持った老人の姿をしています。長寿、健康をお願いします。
寿老神堂(寿老神をお祀りしたお堂)
中山寺の梅林は昔から有名で、関西一円から多くの人が見に来ます。藤棚も見ごたえがあります。
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