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京都伏見中書島 十石舟めぐり

十石舟とは、江戸時代に伏見から大阪まで酒や米、旅客を運んだ輸送船のことで、宇治川-淀川を運行していました。米十石積めることから十石舟と言われたそうです。陸上交通の発達に伴い明治時代末期には運行されなくなりましたが、今は、屋形船仕様の遊覧船として営業され、人気があります。川沿いには月桂冠の酒蔵や桜並木、柳並木があり、四季を通じてゆったり、江戸時代の雰囲気が楽しめます。

先ずは、秋の景色から紹介します。

乗船場です。大きな柳の木が目印、紅葉しているのは桜の木です。

これが十石舟、20人乗りで、船頭さんがガイドもしてくれます。

さあ、出発します。

出発するとすぐに、右手に月桂冠大倉記念館が見えてきます。月桂冠は1637年創業の伏見でも最古の酒蔵です。川から見える建物も明治時代のものです。

川の水量は一年中豊かで、川面を通って吹く風が心地よい。

川の両側に遊歩道が造られていて、そこからの眺めも最高です。

中書島は古い町なので、町中には有名な建物もあります。たとえば、坂本龍馬で有名な寺田屋。

左は月桂冠大倉記念館で、博物館やレストランもあります。右は元月桂冠のオフィスを喫茶店に改装したもので、中はできるだけ当時のままにしてあります。

  • 次は春、川が桜の花で埋め尽くされます。

新緑の頃の十石舟もいいものです。

ここから数分歩くと、松本酒造の酒造場が川越しに見えます。今度は菜の花が咲いている時期に来てみたいものです。

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