法住寺
法住寺は989年に創立された天台宗のお寺で、後に後白河法皇が住まわれました。ご本尊は、法王の身代わりとなったと伝わる身代不動明王です。近くにある三十三間堂は、法住寺殿内の一御堂でした。
11月15日に行われる身代不動尊大祭では、後白河天皇陵参拝などに加えて、採灯大護摩供奉修が行われます。
1時過ぎにお寺に到着しました。境内では邦楽と御詠歌の奉納が終わった後で、後白河天皇陵への参拝の準備中の境内は大勢の人や鬼でごった返していました。お稚児さんを先頭に、天狗、鬼、山伏そしてお寺のお坊さんが行列を作って、約200m先にある後白河法皇の墓に向かいました。私もついて行きました。
後白河天皇陵は宮内庁の管轄で、決められた人しか中に入ることができません。一般の人はここでの法要は見ることができないようです。
後鳥羽天皇陵 普段はこのように鍵がかかっていて中には入れません。

写真の左側(みんなが見ている方向)に天皇陵があるのですが、お坊さん以外は中に入れないようです。お稚児さんや鬼達も外で待っていました。一般参拝者はお稚児さん達が居る場所にも行けません。

寺に戻り、本堂でお経があげられ、また境内では次の法要の準備をしていました。
鬼法楽
山伏問答や護摩供養の作法は瀧安寺と同じでしたが、ここでは鬼法楽という儀式が行われました。これは、杖(大幣(おおぬき))を持った天狗が先導し、赤・青・黒の3匹の鬼が松明や剣などを持って、本堂前に設けられた護摩壇の周りを踊り歩く修験道の厄除けの儀式です。赤鬼は「欲」、青鬼は「怒り」、黒鬼は「愚痴」(これらは人間の三毒を表します)を意味し、鬼は護摩壇のまわりを音楽に合わせて踊り歩きます。
採燈大護摩供
鬼が退場すると大護摩供が行われました。護摩供養の作法は瀧安寺と同じでした。最初は白い煙がもくもくと立ち上がり、護摩木を投げ入れだすと、炎が出てきて、ぱちぱちと木がはぜる音もしてきました。法住寺は三十三間堂や京都国立博物館がすぐ近く(というか、隣)にある、街中にあります。境内もそんなに大きくないので、護摩壇、祭壇が設えられると開いている場所にゆとりはありません。そこに大勢の人がいるわけですから、煙や炎はすぐ間近にせまってくるように感じました。銀色の消防服を着た消防士さんが詰めかけていて、安全には万全を尽くしていましたが、それにしても街中であんな火を焚くなんてすごいなと思いました。































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