言語:

奈良の町(4)-ならまち(1)

 奈良の町シリーズ、最後はならまちを2回に分けてご紹介したいと思います。
 ならまちは、奈良県奈良市の中心市街地南東部に位置する、歴史的町並みを有する地域です。狭い街路に、江戸時代以降の古民家が数多くあり、普通の住居もありますが、古民家の外観を生かして改装したショップやカフェも立ち並んでいます。このあたりは昔元興寺(がんごうじ)の境内だったそうです。

 では、ならまち探索に出かけましょう。

(商店街)
 近鉄電車奈良駅の東側に南北に延びる商店街は東向き商店街と言います。ここから南に向かって歩いていきました。三条通りからさらに南へ、もちいどのセンター街、下御門(しもみかど)商店街を歩いて行くと、ならまち大通りという大きな通りに出ます。これらの商店街は3つともアーケードのある通りです。近代的な造りのお店もありますが、昔からの店構えのお店もたくさんあります。

  • もちいどのセンター街

  • 東向商店街

    下御門商店街

(元興寺)
 ならまち大通りから南に入ったところに、世界遺産に指定されている元興寺があります。このお寺の境内の空気はとてもすがすがしくて、心が洗われるような気がします。夏の暑い時期に行った時も、境内は澄み切った空気が漂っていて、ほっと落ち着いた気分になりました。この寺で注目すべきは屋根瓦です。1,400年前の飛鳥時代の瓦(古式瓦)を見ることができます。

元興寺東門

1400年前の瓦

  • 本堂極楽室

    左が禅室、右が本堂(古代瓦)

  • 禅室

    左が禅室、右が本堂(古代瓦)

(奈良町にぎわいの家)
 元興寺の南側にあるこの施設は、大正6年(1917年)に建築された古美術商の町家を改修したもので、平成27年(2015年)にオープンしました。昔の家によくある、間口は狭く、奥行きが深い構造をしています。大正時代の商家の生活を見ることができます。見学は無料です。

にきわいの家の間取り

  • 現代建築ではあまり見かけない丸窓

(奈良町物語館)
 奈良町にぎわいの家の斜め向かいにある奈良町物語館は、明治時代後期の町家(酒・煙草屋)を改修した建物です。一般市民や企業からの寄付、行政の補助を受けながら、公益法人が運営する施設で、平成7年(1995年)から活動しています。ここも見学は無料です。

物語館の間取り

(ならまち)
 奈良町物語館やにぎわいの家がある界隈はならまちの中心に位置し、周りは古い町家がいっぱいあります。菊岡漢方薬局、吉田蚊帳、元興寺西室、近田家住宅、他にもあちこちに木造の古い建物が建っていて飽きさせません。また、ならまちに行くとあちこちの家の軒先に見られる赤いぬいぐるみは、身代わり申といって、災いを代わりに受けてくれるそうです。

  • 菊岡漢方薬局

    元興寺西室

    身代わり申

  • 吉田蚊帳

    近田家住宅

    正木家住宅

    格子と身代わり申のある家

(ならまち格子の家)
 江戸時代末から明治にかけて、ならまちに点在した町家をモデルにした施設です。この建物には奈良独特の格子がはめ込まれ、昔の奈良の町家の生活様式に触れることができます。ここも見学は無料です。

(帰り道)
 格子の家を出ると夕方になっていたので、下御門通りやもちいどの通りの一つ東側の通りを、北(駅)に向かってぼちぼち歩いて行きました。帰り道も古い家屋があり、ぜんぜん飽きません。猿沢の池に近づいて、いままで通ったことのない細い路地を通ることにしました。ここも趣のある日本家屋でいっぱいでした。

  • 藤岡家住宅

  • 木奥家住宅

    もう猿沢の池近く

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*