スマートフォン、携帯電話をお使いの場合、横にしていただくと写真をストレスなく見ることができます。
6月に入りいっきに熱くなり、春はどこ行った?梅雨は?と言った感じですが、ここでちょっと春の気分を思い出してみてください。
今年も桜の写真をたくさん撮りました。ここ2,3年は桜が咲く前は「今までいっぱい撮ったから今年はいいかな」と思うのですが、いざ桜が咲き出すと、今回はここに行ってみようか、あっちも行ってみようかとあちこち桜を撮りに出かけています。日本人はだれでも桜が好きなようですが、それはその開花が、暗く寒かった冬が去り、外での活動が気持ちよくできる春の訪れを知らせてくれるからなのかもしれません。桜は名所と言われる場所だけでなく、最近ではどんなところでも見られます。新しく整備された公園や街路樹として、桜の木が植えられます。今私たちがよく目にする桜はほとんどがソメイヨシノという人為的に作られた品種です。この桜の花は一度にパッと咲いて1週間ほどで散ってしまう、この潔さも人気の要因ですね。淡紅色の花を一斉に咲かせ、葉が出る前に花が咲くため花だけが枝全体を覆い、美しい姿を見せてくれます。また、接ぎ木により増やすことができ、成長が早く、花付きが良いことも特徴です。桜の開花時期は毎年話題になりますが、目安の1つとして、2月1日からの最高温度の合計が600℃を超えると開花となるようです。
では、今年行った京都御苑および大阪城公園西の丸庭園、西向日、背割り堤の桜をご紹介します。
1.京都御苑
京都御苑は、平安時代から明治に至るまで千年以上にわたり天皇がお住まいになり政事を行った所で、江戸時代末期には京都御所を囲むように公家屋敷街が形作られていました。明治になり、都が京都から東京へ移ったため、天皇や公家たちも東京へと移り、そのため御所と公家屋敷街は一時期荒れ果てました。しかしその後、行政(京都府)や京都市民の支援により、樹木などを植えて公園化し(大内保存事業)、約100ヘクタールの敷地を持つ「京都御苑」として生まれ変わりました。敷地内には京都御所の他、京都迎賓館などの施設もあります。
御苑内の近衛邸跡には枝垂れ桜が60本ほどあり、早咲きの桜として知られています。3月30日に行った時は満開で、昼過ぎと夕方の桜を堪能しました。
2.大阪城西の丸庭園
豊臣秀吉の正室、北政所の屋敷があった西の丸庭園は、昭和40年(1965年)、約6.5ヘクタールの芝生庭園として開園しました。ここからは天守閣や掘の石垣が美しく眺められます。庭園内にはソメイヨシノを中心に約300本のサクラがあり、花見の名所としても有名です。4月1日に訪れたのですが、まだ5分咲きといったところでした。今年は3つの櫓(多聞櫓、千貫櫓、乾櫓)の特別公開があったため、櫓からも桜を眺めることができました。
3.西向日
阪急西向日駅は、桓武天皇の勅使により造営された都である長岡京跡の最寄り駅です。長岡京は784年に平城京から遷都されましたが、10年間しか都として機能せず、794年には平安京に遷都されることになりました。そのため長い間「幻の都」としてその存在が疑問視されていました。しかし、昭和29年(1954年)、民間人の手により発掘が開始され、内裏(皇居)や大極殿、朝堂院(国会議事堂)などの施設の跡が発見され、昭和39年(1964年)国の史跡に指定されました。
長岡京跡は、今は、いろいろ整備され、公園として市民や観光客の憩いの場になっています。この辺りは長岡京が造られる前から栄えた地域で、古墳や古い神社、お寺があり、その廻りには古くから桜の木がありました。まら、駅近くの住宅街の沿道には街路樹として約300本のソメイヨシノが植えられています。快晴だったこの日、西向日全体が桜の花で埋め尽くされたようでした。
4.背割堤
背割提は、京都府八幡市にある堤防で、宇治川と木津川の合流地点、全長1.4kmにわたり2つの川を区切るように設置されています。ここにはソメイヨシノが約240本植えられており、関西でも屈指の桜の名所となっています。1970年代までは松並木だったそうですが、松枯れの被害にあい、昭和53年(1978年)からソメイヨシノへの植替や遊歩道整備が進められ、1988年4月から桜並木が一般開放されるようになったそうです。遊歩道の両脇に植えられた桜の木は、花が咲く季節には「桜のトンネル」を形成し、毎年40万人以上の人を集めていました。平成30年(2018年)9月、台風21号の強風により約230本の枝が折れ、うち約20本は根元から倒れるなどの被害が出て、ここは一時閉鎖されました。しかし、多くの人の努力により翌年の2019年の春にはもう花を咲かせた桜の木を見ることができたそうです。それから少し時間が経過していた今年、初めて見に行きました。桜の大きさ、豪華さには圧倒されました。ただ昔を知る人に言わせると、昔ほどの華やかさは今でもまだもどってないというようです。


































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