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尾道紀行(1)-尾道商店街

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 10月中旬、一泊二日で広島県の尾道に行きました。旅行前日まで日中は30℃近い蒸し暑い日が続き、暑さに弱い私は少し心配でしたが、旅行1日目に前線が通過して雨は少し降ったけれど涼しくなりました。そして2日目は素晴らしい晴天で気温も上がらず絶好のハイキング日和になりました。
 では、尾道の町を紹介していきたいと思います。
 昔は林芙美子、今は大林宣彦監督の映画で有名な尾道は、岡山市と広島市のちょうど真ん中あたりに位置します。新大阪駅からは、新幹線で福山駅、そこから山陽本線の普通電車で4駅目になり、新大阪からの所要時間は、乗り換え時間を含めても約1時間40分でした。昔から海運による物流の集積地として栄え、山陽本線が開通すると鉄道と海運の接点となりますます栄えていきました。尾道は山と海がかなり接近していて平地が少なく、山肌に住宅や神社仏閣がたくさん建っていました。山からの道路は狭くてとても急で、階段の道もあちこちに見えました。景観としてはとても絵になるのですが、住むのは大変かなあというのが第一印象でした。
 今回は尾道の商店街、尾道本通り商店街をご紹介します。先に記載したように尾道の歴史は古く、そのため、商店街にも江戸時代から昭和初期の町並みが残っていて、歴史的建物や風情ある街並みが魅力的です。全長約1.2kmにわたる商店街には、約210件の店舗が軒を連ね、創業100年を超える老舗も10店舗以上残っており、歴史文化財に指定された建築物も存在します。
 先ずJR尾道駅です。駅の正面は超近代的な建物で目の前に海が見えます。裏の出入り口は前の駅舎を残したものと思われます。

 尾道本通り商店街は、東西1.2kmのずっと屋根がついている商店街で、尾道駅から歩いて3分ほどで着きます。西から芙美子通り、(土堂)中商店街、本町センター街、絵のまち通り、尾道通りの5つの商店街で構成されています。

 先ず、芙美子通りから入りました。入口付近に昔林芙美子が住んでいた住居があったそうで、今は林芙美子記念館になっています。商店街は観光客や地元の人でにぎわっていました。スタバもゲームセンターもなく、昔からあると思われる店舗が続きますが活気が感じられます。脇道から見える山や海(一方の脇道の先には海、反対側の脇道から山が見えました)は、丁度雨が降っていたので煙っていて、濡れた石畳とともにいい雰囲気を醸し出していました。

 どこで芙美子通りから中商店街になったのかわかりませんでしたが、アーケードの天井の照明が変わっているので多分そのあたりではないでしょうか。
 まちなか文化交流館「Bank」がありました。この施設は、2023年、尾道市民の文化活動などの発表の場として、尾道を訪れる観光客に尾道の歴史や文化などの魅力を伝える場として誕生したそうです。建物は旧三井住友銀行尾道支店を改修したもので、尾道市の重要文化財です。訪れた日は山陽現展(現代美術家協会による現代美術の公募展)が開催されていました。
 この建物のすぐそばには、尾道商業会議所記念館(旧尾道商業会議所)があり、市内観光の案内や休憩ができます。大正ロマンただようこの建物は、大正12年(1923年)に尾道商業会議所として建設されました。当時としては最先端の鉄筋コンクリート造りで、外観も洋風建築様式を取り入れられています。この建物は、商業会議所として建築された鉄筋の建築物としては、現存する日本最古のものであり、2004(平成16)年に尾道市重要文化財に指定されています。

  • Bank

  • 尾道商業会議所記念館

 センター街もレトロな店が続きます。元銭湯だった建物の外観をそのまま利用した中華レストランだったり、昔ながらのお酒屋さんだったりほんわかとしたムードになりました。普通、古い建物の外観をそのまま利用するにしても、店の名前や職種はわかるようにすると思いますが、ここでは、中華料理屋さんなのに銭湯の暖簾までそのまま使っていました。尾道商店街では、このような使い方は他でも見受けられました。こんな例は初めて見ましたし、ちょっとびっくりですが、面白いですね。
 商店街の脇道をちょっと入ったところに、アメリカ人のピーターさんと奥さんのももこさんがやっている可愛い古着屋さんがあります。置いてある商品はどれも2人の思い入れあるものばかりで素敵な服がいっぱいです。尾道に行かれた際にはぜひ立ち寄ってください。
 また、江戸時代後期に始まったと伝えられるベッチャー祭りが11月1日から始まるということで、商店街の御旅所にはお神輿が展示されていました。地元の人の解説を聞きながらじっくり見学させてもらいました。

  • ピーターさんとももこさんのお店

    ベッチャー祭りのお神輿

 次の通りは絵のまち通りと言い、喫茶店や八百屋さん、衣料品店など特に地元の人のためのお店が並んでいました。前にも書いたように尾道、少なくともこの商店街では、スタバやマックなどの全国展開をしている店は見かけませんでした。喫茶店の数は少なくはないのですが、昔からのまたは新しくても個人経営の店が多かったように思います。ほとんどの店がその店の個性を出していて、壁に絵が掛買っていたり、店主好みのレコードがかかっていたりで、千差万別でした

  • この路地の先に本屋さんがありました。

 最後は尾道通です。ここまで来ても人通りは途切れず、さびれた感じは全くしませんでした。全体的に浮足立ったキラキラ感はありませんが、落ち着いた、土地や人々の活気が感じられる商店街でした。

 さあ、次回は山に行きます。

6 Comments on 尾道紀行(1)-尾道商店街

  1. 記事読ませてもらいました!文と写真とで丁寧に商店街のことを伝えられていてびっくりしました✨雨の日のちょっとしっとりした尾道の雰囲気も出てていいですねお店の紹介もしてもらえて嬉しいです、ありがとうございます!
    続編も楽しみにしています。

    • ももこさん、ありがとうごさいます。尾道は楽しい思い出でいっぱいです。続編も見てくださいね。

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