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お正月

松ノ内は元旦から7日、または15日までですので、もう正月気分は残っていませんね。最近は昔と違って、正月も普段とそう変わらない雰囲気ですが、私が子供の頃は(と書くと、年を取っていることを証明していますが)、12月31日までの忙しさと、1月元旦ののんびりした雰囲気と、一夜明けただけで空気感がガラッと変わったことを思い出します。
 とは言っても、やはりお正月は改まった心境になります。ここでは、お正月の行事をいくつかを書き留めておきます。

 旧年の12月31日24時ごろから各地のお寺で除夜の鐘が鳴り、その年に付いた108つの煩悩を取り去ります。そして、初日の出を拝みます。年神さまは日の出とともにやって来るとも言われているそうで、その年の最初の日の出を拝むようになったそうです。

初日の出(新年の幕開けの象徴)

 正月とは「年神さま」を迎える行事です。しかし正月がいつから始まったかははっきりしないそうです。年神さまは、先祖の霊が田や山の神になり、正月に年神となって、子孫の繁栄を見守ってくれる、そこで人々はたくさんの幸せを授かるために年神さまを家にお迎えしてお祝いをするようになったということだそうです。

門松(年神さまに我が家の正門を示す印)
 昔は個人の家の前にも建てられていましたが、今はほとんど見られません。ホテルとかデパートとかで見受ける程度です。

  • 最近は殆どの商店がこのような印刷物を扉に貼り付けています。

しめ飾り(神様をお迎えするのにふさわしい神聖な場所であることを示す)
 しめ飾りは今でも家の玄関やマンションのドアにもかけられています。リース感覚で、可愛いアレンジメントも見られます。

鏡餅(年神様に捧げるために特別に作った餅で、年神さまの居場所です)
 鏡餅は、床の間やリビング、その他台所、書斎、子供部屋など、年神さまに来ていただきたい所にお供えします。お餅には神様からの御霊が宿るそうです。

正月の飾り 
生け花
 正月の生け花は新年を迎えるにふさわしい、豪華な飾り方をします。松、菊、葉牡丹、南天などの草花の他に、水挽や枝を金色銀色に染めたものなども一緒に生けます。

 他にも正月らしい飾りがあり、ホテルなどでは、見上げるばかりのものも見ます。

おせち料理(神様に捧げる供物としての料理で、私たちも神様と一緒にいただきます。)
 私が子供のころは、おせち料理造りはその家の主婦の大きな仕事で、子供たちも一生懸命手伝っていました。(お父さんは年末は居場所がなかったようでした。)今は大多数がデパートや通販で買います。

初詣(旧年の感謝を捧げるとともに、新年が良い年になるようにお願いします)
 毎年どの神社もお寺も人でいっぱいになります。お正月にしか見られない光景かもしれません。

 

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