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雨の日

雨が降るとたいがい風も吹いて写真を撮るには難儀するのですが、雨の日にしか撮れないしっとりした風景もあります。今回はそんな風景をご紹介したいと思います。

先ず、滋賀県にあるミホ美術館です。この美術館は、JR琵琶湖線の石山寺駅からバスで約50分という滋賀県信楽の山深い所にあります(もちろん、車でも行けます)。美術館のコンセプトは「桃源郷はここ」というだけあって、建物は、都会の喧騒が微塵も感じられない、大自然の中に建てられています。出入り口からアプローチロードがあり、それは途中からトンネルになっていて、それを抜けると美術館棟が見えてきます。正に、「トンネルを抜けると桃源郷であった」という感じです。

春の桜、秋の紅葉などウキウキする景色もありますが、この日はあいにくの雨。しかし、墨絵のような、とても風情のある世界が広がっていました。

六甲山は交通の便がよく、バスや電車でも簡単に上ることができます。それでも山の中は大自然がいっぱいで、下界では味わえない雰囲気を満喫することができます。

この日は有馬で一泊した帰り道、ロープーウェイで帰ろうと山頂付近を歩いていたら、濃い霧に包まれました。下界からみたら、きっと山は雲に覆われていたと思います。

  • 2,3mも離れるとはっきり見えません。人も乗り物もフッとどこかに消え去るようです。

日ごろ見慣れた風景も、雨の日となると、どこか違ったふうに見えてくるようです。これは、雨の日の淀屋橋あたりの風景です。

雨が降ると面倒くさくて外に出るのはおっくうになりがちですが、雨上がりは塵や埃が流されて、全てがすっきり見えます。近くの薔薇園では水もしたたるいい薔薇がたくさん咲いていました。

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