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長楽館は、明治42年(1909年)、国内外の賓客をもてなすための迎賓館として建築され、去年、建物が国の重要文化財に指定されました。建物の外観は明治時代の洋館造りでとても豪華です。
外観もさることながら、室内のしつらえ、置いてある家具調度品も超一流のものばかりです。今回、特別ツアーで見学したレストラン、カフェとして使用されている部屋と、3階の日本間をご紹介します。ぜいたくな部屋の造りと家具調度品をご覧ください。
エントランス入った所にある「迎賓の間」はロココ様式です。かつてヨーロッパで食後に女性たちがおしゃべりに興じたドローイングルームの流れを汲むもので、アフタヌーンティー専用の部屋として使用されています。バカラ社製シャンデリアや、アンティークの家具、漆喰彫刻が見どころです。
半地下の造りの「球技の間」は、カフェとして使用されています。重厚な観音開きの扉のステンドグラスは必見です。
「ブティック」は元温室です。とても明るく、床には幾何学模様のタイル、石壁にはイスラムのモスクのレリーフがほどこされています。
「バー」は、元は書斎で重厚な作り付けの書棚があります。ホテルフロントならびに宿泊者専用プライベートバーとして使用されています。
元はダイニングルームとして使われていた、イギリス・ヴィクトリア調のネオ・クラシック様式の「ルシェーヌ」です。天井や壁には美しい植物模様のレリーフ、豪華なシャンデリアなど、優雅なしつらいは建築当時のままだそうです。現在はレストランとして使用されています。
ロビーは重厚な空間が広がっています。明るい外から入った瞬間は目が慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、とても落ち着いた雰囲気です。
「接遇の間」は、ゲストルームとして賓客たちに愛されてきた部屋です。ロココ調の花台、姿見付き化粧台など、国の重要文化財附指定の調度品が美しく部屋を彩っています。
「貴婦人の間」はカフェや、少人数のお食事会、研修会の会場として使用されています。円山公園の美しい眺望を楽しみながら、ゆっくり過ごすことができます。
「喫煙の間」は中国風の内装で、壁面には竹や蘭の中国風の墨絵が見られます。羊飼いの少女が描かれたステンドグラスの観音開きの扉や、伊藤博文が書いた扁額などがあります。
「美術の間」にある紫陽花の大きな絵は、京都の画家、中村白玲氏によるものです。この絵を飾るために作ったと言われる部屋で、西洋・東洋の数々のコレクションが展示されています。今はカフェとして使用されています。
「鳳凰の間」は、国内外の賓客のためのゲストルームでした。国の重要文化財附指定のメープル社の家具は、もう製造されていないそうです。カフェとして、また展示会やビュッフェパーティーの場として使用されています。
三階は通常は非公開ですが今回、特別に見せてくれました。この階には純日本風の部屋があります。「茶室」は、表千家にある書院形式の「残月亭」の写しと伝えられています。「御成の間」は、日本建築のなかでも最も格式のある「書院造」です。でも天井にはバカラ製のシャンデリアが付いていて、和洋折衷になっています。
いかがでしたか?長楽館は、明治の実業家、村井吉兵衛が本邸とは別に、迎賓および社交の館として建てた建物です。ここは、村井吉兵衛個人のお客様だけでなく、国の宿泊施設として国内外の様々なお客様をお迎えしています。「賓客をもてなすための迎賓館」という言葉通り素敵な場所でした。


































































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