3月3日は女の子の節句である雛祭りです。桃の節句とも言い、その起源はよくわかりませんが、人形(ひとかた)の風習や祓いの信仰などが融合したものと考えられ、平安時代には貴族の子女の「遊びごと」として行われていたそうです。
大阪服部緑地内にある日本民家集落博物館では、2月から雛人形が展示されています。
各地の雛人形(雄雛と雌雛、お内裏様とお雛様)
男女の位置は地方によって違い、京雛は、左側(向かって右)が男雛で右側(向かって左)が女雛(宮廷では左が位が高い)、関東雛は、左側(向かって右)は女雛で右側(向かって左)が男雛(現代の国際基準に合わせている)だそうです。
静岡県伊東に行ったのは3月の始めでした。元は有名な温泉宿、今は文化施設になっている東海館では、立派な雛人形が飾られていました。
和歌山に行ったのもこのころだったようで、駅でもホテルでも雛人形がお出迎えしてくれました。
雛人形は、私も小さいころ持っていました。2月に入ったころ、餅箱(高さ7,8cm、縦が50cmくらい、横が80cmくらいの木箱で、暮れについたお餅を入れておくものです)をひっくり返して段を作り、そこに赤い毛氈を引いて、その上に雛人形を飾っていました。人形もそうですが、菱餅とか花瓶とか小さな飾りがとても可愛かった。でもなぜか毎年どれかがなくなっていた思い出があります。
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