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有馬温泉

有馬温泉は神戸市の北部にあり、日本三古泉に挙げられている古い温泉です。日本神話に「湯を浴びて傷を癒すカラスの様子からこの温泉が発見された」とあり、日本書紀や枕草子にも記載があります。この街にある温泉寺は奈良時代、行基によりに建立されたそうです。豊臣秀吉はこの温泉に何度も行ったそうで、「太閤橋」や「太閤通」と言った名前があります。

温泉は金泉と銀泉があり、金泉は、水中の鉄分が空気に触れて酸化して赤色を呈し、ねっとりとしていて体にまとわりつくような感じがします。銀泉は透明で、さらっとしています。

お店が集まっている街の中心はそんなに広くなく、2,3時間もあれば見て回れますが、山の中にあるので、どの道も狭くてとても急、階段もあちこちにあります。

ここでは、有馬温泉の街中と、紅葉の時期、桜の時期の有馬温泉をご紹介します。

街には古くて重厚な建物がたくさんあり、歴史を感じさせられます。道の端の溝から湯気が出ている所もあり、町中に源泉があります。また、お寺や神社が多くあるのもこの街の特色のように思います。夏は浴衣もいいですが、下駄は足が痛くなりそうです。

  • 街中の源泉

  • また階段。

    これが温泉寺。

    長い階段を登って、やっとたどり着いた。

  • 秋の有馬の紅葉は見応えがあります。
    ここは、瑞宝寺公園。温泉街の最高部(標高500m)に位置します。街の中心、ねね橋から六甲川沿いに約940m、坂ではありますが、道路は整備されているので、そんなに苦労なくたどり着けます。明治初期に廃寺となった瑞宝寺の跡地を、神戸市が公園として整備したもので、門や庭に寺の名残りが残っています。公園内にも遊歩道があり、色々な景色が楽しめます。

  • ねね橋

春の有馬は桜に包まれます。有間川沿いの桜の並木には遊歩道があり、絶好の散歩道。川底は金色にピカピカ光っています。

  • 鼓ケ滝です。ここへの道はなだらかで、おしゃべりしながらだらだら歩いていたら、いつの間にか着いていました。ここは有馬温泉の中で最も高いマイナスイオン濃度だそうです。滝つぼのそばには茶店があり、そこでお茶でも買って、滝を眺めながらまったりしていると、何時間でも過ごせそうです。

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